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2005年のベスト盤 Eder "o" Rochaのソロアルバム

一昨年の今ごろだったろうか。知り合いがカーニバル時期のブラジル北東部レシーフェに行って、Mestre Ambrosioのメンバーと一緒に楽しんで来たという。あまり詳しい話は聞けなかったけど、そのMestre AmbrosioのEder "o" Rochaのソロのライヴに行ったと。どんなライヴか感想を聞いたら
「宇宙の音楽、って感じだった。"o" Rochaは宇宙の音楽やってたね。」と、(いちおう正気で)言われた。宇宙の音楽、そりゃどんなものなのかとずっと考えていたが、その"o" RochaのCDを今年の3月頃ようやく入手した。

Eder "o" Rocha - [O circo do Rocha]
こんなドアップのジャケもどうかと思うんだけど
「宇宙の音楽」という前評判はともかく、聴いて即頭を過ぎったのは、"彼はHermeto Pascoalの後継者にもなれるくらいなんじゃないか?"ということ。そのぐらいこのアルバムはよかった。

Hermeto Pascoalが多重録音の方法を存分に用いて、音楽表現の世界を突き抜けていったのと同様に、彼のこのアルバムもきちんと緻密に美しく構成されていて、リズム・パートにしても女性のヴォーカルの扱いにしても、本当いい仕事だと感動できた。これは間違いなくMestre時代からのレコーディングやライヴでのノウハウの蓄積があるんだと思う。

おそらくMestre Ambrosioの民謡好きなファンには受け入れがたい、しかし堅実にサンプル音やコーラスで構成されたエレクトロニック・ミュージックで、作詞作曲編曲全てEder "o" Rochaワールドの宇宙なアルバム。ではあるけれど決して軽くスペイシーという感じに作られたわけではない。

録音する道具としてシーケンサーやサンプラーが便利に使われているだけではなく、例えばこのアルバムでシンセが使われているとすれば、実際に鳴らしたり歌わせてみたり叩いてみたり、きちんと楽器を扱うセオリーに従って使おうとしているようだ。ただの「タカタカタカ」という音にも流行のビートとは関係ない彼なりのこだわりが感じられる。

このEder "o" Rochaという人、大柄で羊の丸焼きを一頭分ペロッとできそうな感じだが、実は繊細な人で、肉が主食とまで言われるブラジル人なのに肉は食わないし、酒も飲まない。一度Mestre Ambrosioの来日コンサートの後に打ち上げに混ぜてもらって同席したことがあったのだが、普通に焼き魚にした鮭を食ってたね(笑)

Mestre Ambrosioでは、Erder "o" Rochaは「アルファイア」というでかい太鼓担当。低音部をしっかり締めてくれていたけれど、どうも卒なく演奏している感じがあって、きっと俺はこんなもんじゃないんだぞ!と思っていたに違いない、今年始めに彼がグループを脱退したというニュースが入ってきた時僕はそう思った。

音楽的に見ると、山あり谷ありで、15曲目のようなCharles Mingusばりな渋いジャズの曲もありで、何がやりたいのか、分からん人は分からんと思います。「難しい」とか言ったりしてね。

Mestre Ambrosioのことを「大学の合コンサークルみたいなもんよ」と言った人がいたんだけど、これからあのメンバー達は本当の大人の音楽家になって、新しい演奏活動のスパンに入るのかもしれない。
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